全身の健康と
予防
このように考えていませんか?
- どこも痛くなければ歯医者に行く必要はない
- 毎日歯磨きしてるから、むし歯や歯周病にはならない
- むし歯になったら、削って治せばいい
- 何年も歯医者に行ってないけれど、よく噛めているので問題ない
このような考えでは、お口や身体の健康寿命を縮めてしまう可能性があります。
あなたと家族の健康を守るために、適切な知識を持っておきましょう。
お口と全身は深くつながっています
お口の健康を損なうと身体にも悪影響が出るなど、お口は「健康の要」ともいえる器官です。
例えばむし歯や歯周病の原因菌は、肺炎を引き起こすことがあります。
また歯周病菌は傷ついた歯ぐきから血管に入り込んで全身をめぐり、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、認知症、早産などの全身疾患にも大きく関わっていることがわかってきました。
つまり、命を守るためにも、むし歯や歯周病の予防に取り組むことが大切なのです。
歯周病に関連のある疾患
- 脳梗塞
- 認知症
- 狭心症・心筋梗塞
- 糖尿病
- 早産・低体重時出産
- 関節炎・腎炎
- 誤嚥性肺炎
- 骨粗しょう症
- メタボリックシンドローム など
むし歯にならないために
むし歯・歯周病は、細菌による感染症です。その細菌の塊が歯垢(プラーク)や歯石です。歯垢は1mgに約10億もの細菌が密集しており、歯石は細菌の死骸が石のように固くなったものです。
歯石になると歯科医院の専用器具でしか取り除けないため、毎日の歯磨きで歯垢のうちに落とす必要があります。
しかし、丁寧に歯磨きをしている人でも、汚れの約40%は磨き残しがあるといわれています。
そのため歯科医院でのクリーニングを定期的に受けることが、むし歯予防には欠かせません。
定期的な歯科医院での「プロケア」
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1定期検診
「歯医者に行くのは痛くなってから」と思っていませんか? 初期のむし歯や歯周病は自覚症状がほとんどないため、知らぬ間に進行します。症状が出てからでは治療も長引きますので、忙しい方こそ定期検診で早期発見に努めましょう。
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2スケーリング
どんなに歯磨きが上手な人でも、40%の磨き残しがあるといわれています。落としきれない歯垢が固まった歯石は、ブラッシングでは落とすことができません。歯科医院では専門器具を使って、歯石もしっかり取り除くことができます。
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3歯磨き指導
むし歯や歯周病予防には、プロのケアと併せて適切なセルフケアも重要です。当院では、歯科衛生士がお一人お一人に合ったブラッシング方法や必要なケア用品をアドバイスさせていただき、ご相談にもお答えします。
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4PMTC
PMTCは専門の器具や薬剤を使用して行う、歯科衛生士によるクリーニングです。
むし歯・歯周病の原因となる歯垢、歯石、バイオフィルム(細菌の膜)を取り除き、さらに歯についた茶渋やヤニまで落とすことができます。
当院の治療の特徴
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大学病院の歯科口腔外科医を務めてきた
院長による治療当院の院長は大学病院の歯科口腔外科医として、入院患者さんを含む多くの症例の治療・手術を行ってきました。長きにわたる豊富な実績がありますので、難しい親知らずなどの抜歯や外科治療、有病者の方の歯科診療もおまかせください。
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高度な検査と説明の徹底
当院は患部を3Dで撮影できる歯科用CTを用いて、さまざまな角度から検査を行います。
歯科用CTでは、歯の位置や神経・血管の状態、顎や顔の骨量・密度など、今まで経験でしか判断できなかったこともデータに基づいて診断することが可能です。
撮影した画像は患者さんにもお見せして、ご納得いただけるよう丁寧にご説明してから治療をはじめます。 -
有病者の方の歯科治療
当院ではご病気をお持ちで、歯科受診が難しい方の治療も行っております。例えば高血圧・脳性まひ・認知症・抗がん剤治療中の方など、あらゆるケースに対応いたします。これまで受診をあきらめていた方、遠方の大きな病院まで通っていた方もぜひ当院にご相談ください。
また必要に応じて高次医療機関とも連携し、すべての方に適切な歯科医療をお届けします。
- がん、抗がん剤治療中
- 高血圧
- 血液疾患-白血病、多発性骨髄腫、リンパ腫など
- 糖尿病
- 肝炎(B型肝炎、C型肝炎)
- 感染症、HIV
- 腎臓疾患-腎不全 など
ご病気のある方には、病院や介護・福祉施設の先生方と連携し、全身の状態を把握した上で治療法をご提案します。そのため、初診の方は主治医の先生に書いていただいた紹介状やお薬手帳、薬局・病院で渡されるお薬の説明書を必ずご持参ください。
病気の種類や重症度、薬の種類などを詳細に把握したうえで、歯科診療を行います。
治療後に体調が悪化した場合は、速やかに治療内容の変更や延期を判断いたしますので、すぐにご連絡ください。
- ・お薬を服用中の方はお薬手帳を必ず持参し、治療前に歯科医師に見せてください。
- ・最新の血液検査などのデータがあれば、主治医からもらってご持参ください。
- ・ご自分の病気の現状について、できるかぎり詳しく説明してください。ご本人が説明できない場合は、付き添いの方が説明できるようにしてください。